キャリア論
私はGLAYが好きである。
ただ正直、歌詞が好きなわけではないし、世界観が好きなわけでもない。大体において「会いたい」「愛してる」と言っているだけではないか。メンヘラか。
じゃあ、なんで好きなのかというと、単にTERUの声とメロディーが良いのだ。
然しながら、そんなGLAYの曲の中でも珍しく歌詞に魅了されたものが一つ。
”Pure Soul” である。
この曲にも相も変わらず「愛」というテーマが含まれているのだが、特筆すべきは、もがき苦しみながらも前に進んでいく生き様が描かれていることだ。
歌詞の中には、このようなフレーズがある。
「繰り返す暮らしの中で 避けられぬ命題を今 背負って 迷って もがいて 真夜中 出口を探している 手探りで/賽を振る時は訪れ 人生の岐路にたたずむ」
というわけで突然ですがワタクシ、人生の岐路にたたずみ、キャリアの選択に迫られております。
略歴を申し上げると、新卒で大学を飛び出た後、大手メーカー⇒外資コンサル⇒金融専門職と、スキルセット的に関連性がない業界を渡り歩いており、しかもその間なんとたったの4年。
完全にジョブホッパーです。どうもありがとうございました。
そんな完全にジョブホッパーなワタクシは、記念すべき3回目の転職をしようとしているのです。最早、ジョブホッピストとでも呼んで頂きましょうか。
思えば昔から、
採用担当者:うーん、辞めるの早くない?うちではちゃんと中長期的なキャリア志向をもって勤めてもらいたいんだけど、大丈夫?
当方 :ご安心ください。御社には強い縁を感じております。
⇒ 一年後に退職
というサイクルを繰り返してきており、人事泣かせのクソ野郎であることは間違いありません。
転職エージェントにも多数登録しており、そろそろ「あいつまた来たんだが」とエージェント間でも噂になっている可能性すらあります。間違いなくホッピストです。転職することが生きがいなのです。
懺悔はさておき、今回はどういう決断に迫られているかと言いますと;
①コンサル業界に戻る
②金融業界にStayする
この二択です。しかもたちが悪いのは、②を選択したところで転職になります。
より細分化するとこうなります。
①コンサル業界
ア)Pure戦略系
イ)デジタル戦略系
②金融業界
ア)プライマリー(大手IB/ブティックファーム)
イ)FAS系
さて、そもそも将来的に何を目指しての進路変更なのかと言いますと、以下の超漠然とした理由に基づきます。
i) もっともっと金が欲しい
ii)何かしらのスペシャリストになる。但し、レガシーとならない分野
iii)将来的にLiquid Workforce的な働き方をしたい
iv)アジア(中国等)に強いおっさんになる
これを満たすか否かの得点化をしたのですが(面倒なので得点化プロセス割愛)、上記①ア)イ)②ア)イ)の四者が四者ガップリ四つ状態になっており、判断がつかないのです。全盛期の朝青龍 v.s. 白鵬を思い出して頂きたい、あんな感じである。なんなら、ノゲイラ v.s. ジョシュ・バーネットでもよい。
ところで、私はジョシュ・バーネットが好きである。あのレスラー体型で寝技スキルが高いのがポイントだ。しかも元UFCヘビー級王者。スタンディングはショボいが、それはまあご愛敬。もしも生まれ変わったら、そこは普通にジョシュではなく地主の息子に生まれたい。
話を戻すが、そうこうウダウダ転職活動をしている間に、現職で異動辞令が出てしまってさあ大変。
Google先生に問いかけ、転職エージェントにキャリア相談名目でかけこみ、面接の日程を後回しにする日々です。
そして、近々異動先での歓迎会。
そこでワタクシはきっとこう言うでしょう。
「憧れのラインに異動できて光栄です。全力で業務に取り組む所存です!(あー、もう飽きたよ~)」
結論、「考えるな、感じろ」って言葉を実践出来たら最高ですよね。